【アメリカ出産】予定日前日ハプニングからの誘発分娩、出産に至るまで
日々仕事と育児に追われてだいぶ時間が経ってしまいましたが、
出産前後のことについて記憶が薄れてしまう前に経験談としてまとめておこうと思います。
「明日産んじゃいましょう」
それまで大きな問題もなく過ごしていましたが、出産予定日前日の最後の妊婦検診で羊水が少ないと診断され誘発分娩することになってしまいました。
朝の検診で、その日の午後から入院できると言われたものの、
まだ心の準備ができていなかったので、翌日まで待ってもらい
出産予定日の朝8時に入院することに。
自宅に帰って入院バッグの最終確認をし、夜にカツ丼を食べて翌朝を迎えました。
「出産時の希望は何かありますか?」
個室の出産部屋に入り、専属の看護師さんが病室の使い方など説明してくれました。
その際に「出産時の希望は何かありますか?」と聞かれたので、最初どう答えたら良いか戸惑いましたが、両親学級でもらった出産希望チェックリストがあることを思い出し、渡しました。
チェックリストには、出産時の部屋の明るさや、分娩中でてきた赤ちゃんの頭は触りたいか、臍の緒は誰が切るか、などの項目がありました。
誘発分娩の始まり
出産同意書の記入など諸々の手続きもあり、
部屋に入ってから2時間ほど経って陣痛促進剤(錠剤)を投与してもらいました。
それから2時間ほどして陣痛が少しずつ始まり子宮口も開いてきてくれたので、薬の追加投与なし(追加投与することが割とあるらしい)で出産に向けて動いていきました。
促進剤を入れて5時間経過した頃に人工破水してもらってから、陣痛の痛みが強くなりました。
病院食はやっぱりアメリカン
病院食は部屋に備え付けのテレビモニターからリモコン操作で注文するようになっていました。
陣痛促進剤の経過観察が4時間と長かったので、待っている間にお昼の腹ごしらえをすることに。
メニューはなかなかアメリカン(メキシカン?)で、
ハンバーガーやブリトー、ケサディヤなどがありました。
カロリー高めではありましたが、味は割と美味しかったです。
陣痛の痛み逃しはテニスボール
最初は生理痛くらいだった痛みが徐々に強くなってきて、
看護師さんがヨガボールを貸してくれました。
試したもののあまり効果はなく、持参したテニスボールが効果ありでした。
本陣痛の音楽のお供は「レキシ」
入院から退院するまで旦那さんが付き添っていてくれました。
陣痛間隔が短くなってくる中で、そろそろ音楽か何かで気を紛らわせないと辛くなってきた頃。
旦那さんに聞かれてとっさに答えたのが、なぜか「レキシ」でした。笑
どの曲もテンポが良くてツッコミどころ満載な歌詞なのも、
痛みの捌け口として良かったかなと思います。笑
陣痛5-6分間隔になって麻酔投与
もともと無痛分娩のつもりでしたが、実際陣痛が始まってみると
いつ麻酔投与をお願いするべきか決めかねました。
結局、陣痛間隔が5-6分になってきたタイミングでお願いをすることに。
担当の看護師さんにその旨を伝えると、まず麻酔同意書にサインし、
麻酔師さんが背中に点滴を入れてくれました。
麻酔を入れてから5分くらいでスーッと痛みが引いていくのがわかりました。
陣痛が来てから10時間で出産、待ち時間のお供は育児ビデオと鬼滅の刃
陣痛が始まってから出産するまで10時間かかりました。
本陣痛が来て麻酔を入れるまでは気持ちに余裕がありませんでしたが、
それ以外の時間は割と平気で、看護師さんに見なさいと言われた育児ビデオ(授乳の仕方や泣いた時の対処法など約1時間半)と大人買いした鬼滅の刃をKindleで読んで過ごしていました。
なかなかいきむのが上手くいかず、途中出かかった赤ちゃんの頭を触らせてもらえてもう少しだと励ましつつ、1時間くらい頑張った末に生まれてきてくれました。
まさか「明日産んじゃいましょう」と言われるとは思っていなかった最後の妊婦検診から怒涛の出産になってしまいましたが、母子ともに健康に過ごせていることに感謝です。